研究概要
全ての物質は極微な原子から構成されており、様々な物性はナノメートルのサイズ(1ミリメートルの100万分の1)で決まるので、材料を原子レベルで評価・制御する技術が必要とされています。
我々は走査型プローブ顕微鏡という個々の原子を直接観察することができる顕微鏡を用いて次のような研究を行っています。
- 走査型プローブ顕微鏡の空間分解能を上げ、より微細な原子の特性を評価できるようにする。
(高分解能化) - 走査型プローブ顕微鏡を用いて、個々の原子の元素同定、活性度や電子状態などの様々な物性量の測定が行えるようにする。
(多機能化) - 走査型プローブ顕微鏡を用いて、物質表面の個々の原子を動かして、人工的なナノ構造体を組み立て、その物性を評価する。
(ナノテクノロジー)
これらの研究により、材料の物性を原子スケールで評価して背後の物理や化学を理解し、新材料や新しい動作原理に基づくデバイスの探索を行っています。
トピックス一覧を見る
- 2025年04月18日
物理工学科B4の大橋さんと水野さんが、研究室に配属されました。(メンバー更新)
- 2025年04月10日
論文が掲載されました。 Dimer ribbon structures on diamond...
- 2025年03月24日
西田さんが、2023年度物質系専攻修士論文優秀賞を受賞しました。
- 2025年03月16日
応用物理学会にて、安井さん、重野さんが発表を行いました。
- 2025年03月07日
論文が掲載されました。 Structure Identification of CO Mon...