研究概要
全ての物質は極微な原子から構成されており、様々な物性はナノメートルのサイズ(1ミリメートルの100万分の1)で決まるので、材料を原子レベルで評価・制御する技術が必要とされています。
我々は走査型プローブ顕微鏡という個々の原子を直接観察することができる顕微鏡を用いて次のような研究を行っています。
- 走査型プローブ顕微鏡の空間分解能を上げ、より微細な原子の特性を評価できるようにする。
(高分解能化) - 走査型プローブ顕微鏡を用いて、個々の原子の元素同定、活性度や電子状態などの様々な物性量の測定が行えるようにする。
(多機能化) - 走査型プローブ顕微鏡を用いて、物質表面の個々の原子を動かして、人工的なナノ構造体を組み立て、その物性を評価する。
(ナノテクノロジー)
これらの研究により、材料の物性を原子スケールで評価して背後の物理や化学を理解し、新材料や新しい動作原理に基づくデバイスの探索を行っています。
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論文が掲載されました。Atomic arrangement of Si adatom on t...
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物理工学科B4の佐藤さんと重野さんが、研究室に配属されました。(メンバー更新)
- 2023年04月01日
小野さん(大学院生)が、メンバーに加わりました。
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西田さんが、2022年度 物理工学科優秀卒業論文賞を受賞しました。
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杉本さんと安井さんが日本物理学会@onlineで発表を行いました。